研修4

2014年5月29日21:42:00

「ICTの活用による地域経済の活性化」と題して総務省地域政策課長「猿渡知之氏」が講演をしてくれました。

自治体の経営最適化 = 自治体クラウドの推進だそうです。内容が難しく感じましたが、私なりに感じたことは、行政の事務処理などは広域化によってもっと簡素化が出来ると感じました。介護システム・観光・下水道システム等を広域化とか民間会社との共有することによって、効率・地域の活性が図られる。

「アベノミクスと日本の経済のこれから」と題して小林慶一郎氏(慶應義塾大学教授)が、財政の問題である、公的債務がGDPの9%を超えると経済成長が1%下がる。日本は債務が重責になって成長できないのでないかとの話もあった。また、純債は、米国・ドイツ・イタリアなどを越して日本が1位であるとの話で、安定させるには35%の消費税にしなければならない。

「変わる地方議会~地方議員の必須条件」と題して自治創造学会理事長「穂坂邦夫氏」が講演をしてくれました。

変わる地方議会、社会の激変と住民意識の変化「高齢社会の加速・人口減少・消費力の低下・シャッター通りと買い物難民の増加や専門家に対しての疑問と不安」、「オンブズマンからの脱却とエリートの自覚」、「住民が求める議会・議員の役割(前例を変える。自治体を変える。)」話の中で、2020年のオリンピックが終わったら大きく変わっていくだろう、東京の高齢化率は高い、全体の人口が多いから見えにくくなっているが、買い物難民も多いとの話である。地方議会は何をしているのか重大にとらえるべきである。地方は、消滅する市町村が出てくる、自治体はあっても住民がいなくなる地域が、そうした中での行政運営をどうするか、経営をどうしていくか考えていかなければならない、そうした中である程度の自治体規模も必要である。

地方議員7つの必須条件

長期戦略と短期戦略「両立させる2つの力」、プレゼンス力と提案力「個性を生かす」、

職員コミニュけーション力「立場を理解する。」、会派マネジメント力「議員の立場を理解する」、議会交渉力「損して得を取る」、政治環境洞察力「必ず変わる中央政治」、選挙常勝力「ビジョンと心と行動力」を心得て、議会も政策提案を行うべき、議会の意思をはっきりさせて行く、資質の向上、個性を活かし提案市民に話をしていく(実態は把握しておく)、一般質問はしっかりと質問をしないと職員は見ている。